◇自分にあったスノウボードの選び方①
冬のウィンタースポーツとして人気が高いスキーやスノーボードは、幅広い年齢層の方から支持されている特徴を持っています。
地域的に雪が多く降る場所に住んでいる方などは頻繁にウィンタースポーツを行う機会がありますが、雪があまり降らない地域に住んでいる方の中には、これから本格的にウィンタースポーツをはじめてみたいと考えている方も少なくありません。
スキー場などでアイテムをレンタルする方法が一般的ですが、ある程度技術を身に着けてくると、自分にピッタリのアイテムを購入したいと考える方が増えてきます。
特にスノーボードなどは様々なデザインのアイテムが販売されており、機能性や価格もメーカーによって異なることからどれを選べば良いのかわからないと悩んでしまう方も少なくないのです。
しかし初心者にとって板選びは最もワクワクするイベントでもあるので、自分の気に入った板を手に入れることでぐっとスポーツを行うやる気度をアップさせることが出来るメリットがあります。
実際にインストラクターを行っている方の情報では、マイボードを持っている人とレンタルで済ませている人によっては、同じ初心者であってもマイボードを持っている人の方がずっとうまくなる傾向にあると言われています。 引用元「前田裕幸の大学生の時の思い出」
このようにスポーツに対する思いが強くなることが影響しているということがわかっています。
そこで実際に自分にピッタリのボードを探すポイントとしてチェックしておきたいのが、板の長さと幅、重さ、硬さや形状の5つの要素をチェックしておくことです。
初心者の方で何より大切になってくるのが、最初のターンがいかに行いやすくなるかという部分です。スノーボードを始めるにあたってどんな人もまず身につけなくてはいけないことが、最初のターンの技術と言われています。
しかしこのターンさえ身につけることができれば、上達は非常に早くなるのです。
◇自分にあったスノウボードの選び方②
板の適切な長さを選ぶ際には、ボードを自分の真横に建ててみて、鼻から顎の高さになるように調節することが大切です。目安としては口の高さが適当だとされるので、鏡を見ながら自分乗せの高さに合わせてしっかり選ぶようにしましょう。
口よりも長いと取り回しは大変になりますが、高速安定性に優れると言われていますし、口よりも短いボードならコントロールがしやすくなる特徴があるので、用途に合わせて使い分けるようにしている方もいます。
極端な例となると、初心者の方であればだいたい口あたりの高さになるような板がおすすめですし、身長が低めの方ならちょっと背伸びをした状態で鼻あたりに高さがくる板がおすすめです。反対に身長が高い方はちょっと短めの顎あたりに調節するとコントロールがスムーズになるので、最初のターンも行いやすくなるメリットがあります。
次にチェックしたいのがボードの幅です。幅が広いタイプは比較的安定感が増すメリットがありますが、広すぎるとエッジの切り返しが鈍くなるので、コントロール性に欠けてしまうデメリットがあります。
そのため幅が狭い板は安定感が弱くなってしまうのですが、コントロール性が高くなるのでつま先からかかと側へのエッジング、かかと側からつま先への切り返しが素早く行えるので、こればかりは自分の滑り方に合わせて幅を決める必要があります。そのため基本は自分の足のサイズに合っている板の幅を選ぶことがポイントになります。
◇自分にあったスノウボードの選び方③
初心者にとって取り回しが身につくまで、ある程度の経験が必要となることから、板選びをする際に必要となるのが軽いものを選ぶことです。
重い板はスピードが出た時に安定しやすいのですが、技術がない初心者にとっては取り回しが難しい頑固さが生じてしまうので、まずはターンがしやすい軽い板を選ぶようにしましょう。お店でチェックする際には実際に手に持ってみて重みをチェックすることをおすすめします。
市販されているスノーボードには、硬いタイプもあれば柔らかいタイプもあるので、初心者に最適な物は基本的はコントロールしやすく扱いやすい柔らかなタイプを選ぶことをおすすめします。硬い板は反発が高い傾向にあるため、ある程度技術経験のある方が高速でカービングターンをする際に非常に適しています。
実際にお店でボードの柔らかさをチェックしたいという方は、ボードの先を片方の手でつかみ、もう片方の手で中央あたりを押してみましょう。
この時にボードが反動でビヨーンと跳ね跳ぶ恐れがあるので、テール部分はしっかり地面に押し込むようにすることが大切です。ボードをきちんと固定したら、反動をチェックしてみてしなりがあるか自分で確認してみることで柔らかさをチェックすることが可能です。
強く押すことでボードが壊れてしまったらと不安に感じる方もいますが、スノーボードの板は力を入れても壊れにくい仕様となっているので、安心して押して見ることが大切となります。
店舗では板そのものの硬さと柔らかさを表現する言葉として「フレックス」、板の捻じれの強さを表現する「トーション」という言葉が説明される場合があるので、予備知識として頭に入れておくと、より自分にピッタリの板を探すことができます。